断る勇気。「ノー」と言ってみよう。
仕事が終わって帰ろうと思った時、上司や先輩に「ちょっと待って、あとこれだけ頼めないかな?」などとお願いされる事は社会人ならよくありますよね。
頼まれた事をしっかりやり遂げる事は素晴らしいことです。
しかし、「イエス」という事が必ずしも良いとは言えないと思います。
この記事を読んで、断る事も必要という事を知っていただければと思います。
また、そういった職場環境で悩んでいる方の助けになれば幸いです。
「断れない」人生を送るとどうなるんだろう?
すべての事に対して「ノー」ではダメですが、「ノー」と言える状況で「イエス」と言うのか、「ノー」と言えなくて「イエス」と言うのかでは大きく意味が変わってきます。
上司や先輩の頼まれ事をずっと続けると、自分の本来やりたい事を捨てることになります。
「メンタルが強い人がやめた13の習慣」の著者のエイミー・モーリンは
「私たちは何かにイエスというたびに、別の何かにノーと言っている」
とも言っています。
世界一の投資家のウォーレン・バフェットも成功の秘訣はと聞かれ、
「断ること」と答えたほどです。
「断る」ことはマナー違反ではない
しっかり相手をリスペクトしたうえで、なぜ頼まれ事をできないのかを説明できれば
マナー違反ではないと思います。
夜になると活発になる人もいますが、全員がそうではありません。
私の場合は朝から夜にかけて、時間が経つにつれて頭の回転が悪くなります。
全く同じ作業でも「朝一」と「その日の最後」では作業スピードが1.5倍から2倍かわります。
そういった意味でも、上司や先輩に対して「今」やるより明日の朝やったほうが結果がでると説明したうえで許可してもらえるように説明しましょう。
睡眠には4つにタイプがある!?自分にあった睡眠方法を見つけましょう。
「断る」ことは相手や周りのためにもなる
あなたが「断る」ことによって相手のためになる事もあります。
例えば上司の頼みごとを「イエス」と言えば、上司はその後、確認業務をするためにさらに仕事が遅くなりますし、その疲れは次の日、そしてまた次の日と悪循環が続きます。
疲れが溜まれば、たとえ本来効率が良い朝でも作業スピードは落ちます。
全員が「断れない」職場だと、その効率の悪さは蔓延します。
自分の店舗や職場の売り上げや結果をだすためにも悪循環を変える事が必要になります。
まとめ
「私たちは何かにイエスというたびに、別の何かにノーと言っている」からも分かる通り、「イエス」の数だけ、自分のやりたい事を「ノー」と言って捨ててしまっています。
また、人間は時間が夜になるにつれて判断力が低下するとも言われています。
(これを逆に利用すれば営業職の方は夕方などに商談をすると確約がもらいやすくなるという事もありますが・・・)
プライベートも仕事も充実させるためにも「ノー」と言えるような環境にできるように頑張りましょう。