先輩・上司を悩ませる「指示待ち社員」の対処法について【専門家意見アリ】
とある記事に「指示待ち社員」について書いてあり、面白い題名だと思ったので私もそこに対して感想などを交えて書いていこうと思います。
私の顔を見ながら、立っているだけ
これは女性向けのサイトに載った投稿です。
・「新卒4年目です。新卒2年目の後輩が分からない事があっても自分から何も聞いてきません。私は先輩や上司に対してどんどん聞く性格なので、なんで聞いてこないの、とイライラします。こういう後輩にはどのように声をかければいいのでしょうか」
否定的な意見
- 経営者ですが、そういう方はクビにします。
- 今の子って分からないとそのまま。
- 分からない事があったら何でも聞いてね。って、ゆとり世代には100回以上言ってきました。しかし私が声をかけるまでボ~っと突っ立っているだけ。それでも4大卒らしい。
一方、指示待ち社員を擁護する声も
- 聞きに来いって言う人に限って聞きずらい雰囲気バリバリ
- 急いで何とかしようと詰め込んでない?教える時の口調が気づかないうちにキツくなってない?
- メンタル弱いタイプだと怒られたらどうしようと萎縮して聞けなくなる。
専門家の意見
「指示待ち社員」には3つのタイプがある。
キャリアプラン欠如型
- 自分の将来像が見えない。
- ロールモデルになる先輩が居ない。
- なぜこの人間が上に居るのかが分からない。
つまり、会社や先輩、上司に対して冷めた目で見ている。
リスク回避型
- やる気はある。
- ミスをした時に上司に余計な事をするななどと叱られた。
叱られる事が怖くなって自分から動こうとしなくなり、言われた事だけやればいいや、とリスクを避けるようになったタイプです。
カメ型
- もともと自分に自信がない。
- 叱られるのが怖い
厳しいですが参考にした記事には、このようなタイプは採用した方が悪いと書いてありました。
専門家の解決法
キャリアプラン欠如型
- 仕事の背景を説明してあげる。
- 成果をあげればこう評価をされ成長ができるというような、自分の将来像が想像できるようにしてあげる。
リスク回避型
- やる気はあるから、大げさに褒める。
- 最後に私に確認してよ、などと背中を押す。
カメ型
- 今の若い人は学校教育の段階から甘やかされ、受け身の姿勢に慣れているので、先生のように付き添う。
感想
まずこれを投稿した方は、自分は聞ける性格なのに後輩が聞けない事に対してイライラしています。
主観が入りすぎていますね。
全員が同じ性格・感性ではないので社会は成り立ちます。
否定的な意見に対して
「今の子」や「ゆとり」「4大卒」という言葉がありますが、偏見でしかありません。
昭和にはこういうタイプは居なかった。かもしれません。
しかし、逆に平成には居ないタイプが昭和には居るはずです。
お互い様というやつですね。
教育、時代、環境が変われば世代性格が違うのは当たり前です。
こういう事を否定する方はその事柄自体より、「自分と違う性格」に対して怒っているようにも見えます。
確かに何度言っても直せない人は居ますが、「指示待ち社員」の全員がそうなのでしょうか?
どの程度解決しようとしたのでしょうか?
- ミスをされるくらいなら自分でやる。
- 自分でやった方が効率が良い
- ミスをしたら先方に怒られるのは先輩・上司である自分だ
などといった意見もあるでしょう。
しかし、ミスをしたら自分が一緒に謝ってあげる。
相手を信じて仕事をする事が後輩や部下が成長するうえでも大切なのではないでしょか。
専門家の解決法では「褒める」とありますが、それでは表面的な解決にすぎないのかもしれません。